佐藤広則(佐藤図画製作所) | イラストレーション

青森在住「描きたいから描くだけ」から生まれた軽妙でシニカルなタッチ。
ただイラストレーターで生きていく、ただそれだけのイラスト。

イラストレーターになられたきっかけは?

物心がついた頃には絵を描いていました。絵しかないというか…他にやれることもなかったです(笑)

色んな絵を描きましたし、マンガも描きました。僕は60歳を過ぎていますから、小さい頃だと月光仮面、鉄腕アトムに鉄人28号。手塚賞や赤塚賞のような賞にも応募したこともあります。準入選とかしましたが、そういう人はいっぱいいるものです(笑)

その後に編集社の人から声がかかって東京に行って…というのが普通の流れなのでしょうけど、僕は地元から離れられず、細々と描いては雑誌に載せてもらっていました。

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繊細なタッチが印象的ですね!

細いサインペンだけで描きます。細々と描くと、みんな「おっ」って言ってくれますし、持てば描くだけだからラクですよ(笑)

作風は?と聞かれるといつも困るんです。長くイラストと文章の連載をしていたのですが、その時には文章を先に考えていました。文章が出来たら、そのタイトルに絡んだ何かを絵にします。文章は自由に書いちゃって…社会やら何やらに対して好き勝手に文句を言ってみたり(笑)

けど、文章には「みんなきっと、そう思ってるだろう?」っていう想いを込めているつもりです。イラストも結局は、みんなにウケてもらいたいっていうのがやっぱり大きいですね。

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これから描きたいものって、ありますか?

ないです!(笑) 何を描けば良いかなんて、分からない。

逆に、こういうものを描いて欲しいって言われたいと思ってます。「これ、絶対ウケますって!」なんて。誰かのコラムにイラストをつけたりとかも楽しそうです。面白いと思った文章に、面白いイラストを描く。ラクで良いですよね(笑)

これまでも、好きなものを描いてきました。「読んでくれる人なんて、いないんじゃないか?」ってこっそり心配しながらも、逆に「でも絶対ウケると思うんだよなー」なんてワクワクしたり、そんな風に。

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イラストを描くこと、本当に楽しまれていますよね!

小さな頃から車椅子です。生まれてすぐ病気になって、自分で歩いたことがありません。ですけど…僕、障害者として苦労していないような気がするんです(笑) うーん、苦労…ないねぇ!(笑)

さらに言えば、青森に対しての思い入れも、人より薄いかもしれません。青森という特定の場所ではなくて、「ここに住んでいる人」といっしょにやりたいだけなんです。

今まで引っかかりもなくターッと生きてきて、特段何にもなかったというのが実感です。今までもこれからも、ただイラストレーターとして地元の仲間といっしょに生きていきたいと、思っています。

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